痛みの原因は?

痛みの原因は?
私は施術の時には必ず主訴(痛みがあるところ)を後回しにしています。
(もちろん主訴を触らないというわけではないです。)
なぜだと思いますか?
それは、痛い所には原因がほとんどないと考えているからです。
(0ではないと思っていますが)
どういうことかというと下の絵を使って説明していきます。
右の絵は
1)家の屋根に穴が空いています。
2)雨が降っていて雨漏りがしています。
3)雨漏りを受けるために器がおいてあります。
これが痛みとどのように関係しているかわかりますか?
家 = あなたの体
屋根の穴 = 痛みの出る原因
降っている雨 = 動作、運動
雨漏りのしずく= 痛み
器 = シップ、電気、マッサージ
に置き換えてみてください。
そうするとどのような状況になるかというと・・・
あなたは曲げたり伸ばしたりすると腰が痛い。
(雨が降ると雨漏りがする)
だからシップや病院や接骨院にいってマッサージや電気を受ける。
(雨漏りがするので器で受ける)
その時は楽になった感じがするが、やっぱり曲げたり伸ばしたりすると痛くなる。
(器に水を捨てても、雨が降っていればまた水が溜まる)
腰を曲げたり伸ばしたりしなければ痛くない。
(雨が降らなければ雨漏りの心配はない)
こんな状況なのです。
雨漏りは結果であって原因ではありません。
原因は屋根の「穴」なのです。
原因の穴さえふさいでしまえば雨漏りは防げるのです。
体でも同じです。
まずは原因を施術します(一か所ということはまずないですが)
それから痛みのあった場所を施術する。
という感じになります。
なので、痛い所を触ってくれないと思われる方は
こういう理由があることを覚えておいてください。